左がパープルハート、右が黒檀です。

黒檀(コクタン)は木材らしからぬ黒い外観とその硬さから、楽器や工芸品、家具などの高級品に使用されてきました。

辺材は淡い赤色、心材は濃い黒色~桃色の地に赤褐色の縞をもち、その色調により縞黒檀・青黒檀・斑入黒檀に大別される。材により幅があるが、一般に木理はほぼ通直。肌目も緻密で光沢を持つ。耐朽性は大。

パープルハート
パープルハート Purpleheart
[その他の名称]
バイオレットウッド


マメ科の広葉樹。散孔材。
学名 : Peltogyne spp.


メキシコからブラジル南部の熱帯に分布。


辺心材の区分は明瞭で、辺材は黄白色。心材は伐採時直後は褐色であるが、大気にさらされるうちに紫色から紫褐色に変化し、古くなると茶色になる。


木質は重硬で、加工は難しい。光沢があり、仕上げは良好で艶が出る。耐久性や防虫性に優れる。寸法の安定性もある。
気乾比重 : 0.88


家具材、建築用の内外装材、フローリング、デッキ材など。


木材から織物用の染料が採取される。

パープルハート木材ってどんな木?

パープルハート材は、マメ科の広葉樹です。

  • 産地:メキシコからブラジルの南部の熱帯地方に分布している樹種です。
  • 樹高:38m〜45m
  • 胸高:直径0.6m〜1.2m

別名を「バイオレットウッド」と言われていて、名前の通り独特の紫色の色調を持つ木材です。

とっても、鮮やかな色合いで、きれいな木材ですね。

パープルハート材の木は、熱帯雨林の50%を占めるアマゾン川流域を中心とした地域に生息しています。

地球上の熱帯雨林には、独特の生物群系を形成していて、中南米だけでも、数万種が存在していると言われています。

その種類の豊富さと、世界的にほとんど共通することの少ない個性あふれる樹種が存在しています。

その中の一種に、パープルハート木材があります。

天然色で紫色をした木材は、とても珍しく、日本ではあまり馴染みがない樹種です。

しかし、アメリカやヨーロッパでは。。

  • 家具
  • 工芸品

など、幅広く使われています。