神に預ける信頼:自分の役割を果たし、残りを神に委ねる

私たちの人生では、自分にできることに焦点を当て、それ以外の事柄については神の導きに信頼を置くことが求められます。これは、自己努力と信仰のバランスを見つける旅です。聖書には「あなたの道を主にゆだねよ。主に信頼せよ。そうすれば、主がこれを成し遂げられる」(詩篇37章5節)と記されています。この聖句は、私たちができることをすべきであり、それ以外の事は神が取り計らってくれるという信仰の原則を示しています。

私が運営する太軸木軸ペン工房ふみこでは、この教えが日々の業務に反映されています。ペン作りという手仕事は、精密な技術と熟練が求められる作業です。私たちは木材を選び、形を整え、磨き上げるというプロセスにおいて、最善を尽くします。しかし、最終的な製品がどのように受け入れられるか、それは私たちの手を離れたところで決まることです。このように、私たちの努力に対する結果は神の手に委ねられています。

この教えは、私たちが直面する挑戦や困難に対処する方法にも適用されます。例えば、私たちは事業の拡大や新しい技術の導入に取り組むことができますが、市場の変動や消費者の反応は、私たちのコントロールを超えた範囲で発生します。ここで重要なのは、私たちがコントロールできる範囲内で最善を尽くし、残りは神が導いてくれると信じることです。

実際に、聖書には私たちが直面するあらゆる状況で信頼を保つようにとの教えが数多く記されています。フィリピの信徒への手紙4章6節では、「何事についても心配しないで、すべてのことを祈りと願いと感謝とをもって、あなたがたの願いを神に知らせなさい」とあります。この聖句は、私たちが自分の力で解決できない問題に直面したとき、それを神に委ね、平安を得ることができることを教えています。

太軸木軸ペン工房ふみこでは、毎日の作業が神への信頼の実践となっています。私たちは、手作りのペンを通じて、職人技の美しさと精神的な平和を提供します。顧客がこのペンを使って何を書くか、どのように感じるかは、私たちの手を離れたところで展開されますが、私たちは製品の品質に最善を尽くし、後は神の計画に委ねるのです。

結論として、私たちの人生において自分にできることを全力で行い、できないことは神が取り計らってくれると信じることは、信仰においても、日常生活においても重要なバランスです。太軸木軸ペン工房ふみこの活動を通じて、私たちはこのバランスを学び、実践しています。それによって、私たちは日々の生活の中で神の導きを感じ、それに従って生きることができます。この信頼が、私たちの心に深い平和と満足をもたらすことでしょう。